宇宙法則はいつも、パラドックス。
お目通し下さり光栄です、京の拝み屋
西陣の拝み屋です。
本日4/9はオンラインにてご予約承ります。
約20年前、この世界に入りました。
無知を知らない憐れな人、それがわたし。
でも、もっと憐れだったのは、そのことを
誰も教えてくれないことにありました。
無知だから故に、得をする人たちが
いました。
彼らからしたら、わたしは生涯無知で
いいわけで。
だからこそ、賢くなろうとすることは
全力で阻止するわけです。
愛という名の元に。
恐ろしや、ああ、恐ろしや、ってハナシ。
臼井靈氣奥伝には「愛」「支配」「コント
ロール」の違いを学ぶ時間があります。
皆さんわかった顔をしてお帰りになる、
しかし、本番はそこから。
「お伝えしましたよね」というスタンスで
我々師範は先の教授を進めていきます。
それでいいんです、なぜならそれは体得
する以外道がないものだから。
できるまでやらない子には、永久に
わからないものだから。
忘れられない生徒さんがいます。
彼女は10歳からとある宗教に入信して
いました。
親は信徒ではなく、家族で入信者は
彼女だけ。
詳しい事情はわかりませんが、話から
察するに小学校時代の親友の家が団体の
道場で、彼女にはそこを拠り所にせねば
ならなかった子ども時代があったように
見えました。
うちにいらしたときは60手前で、教団は
辞めてらしたようですが、難治性疾患を
発症してらっしゃいました。
とても当時のわたしの手には追えなかった。
紆余曲折があり、彼女に靈氣を伝授する
ことになりました。
素直な人で、言われたことは素直に聞き
お稽古にちゃんと通ってくる方でした。
しかし、学べば学ぶほどわかってきた
ことがありました。
10歳から教団で作られた脳は、靈氣の
教えを完全拒絶するのです。
考えた末、神奈川秘密基地閉所を機に
彼女の通所を終了にしていただきました。
そのまま通所を継続していても、結局は
なにも変わらないことが見えたからです。
「それでもいいんです、先生に会いたい」
最後までそう言ってくださいましたが、
それは臼井靈氣の掟に反します。
変わる見込みがないものは、手を離す。
それは医師が「うちではもう、手の
施しようがありません」と宣告するのに
よく似ている。
最後の授業の日、お見送りのドアの前で
言われた一言をいまでも覚えています。
「もうこれでおしまいなんですね。
もう会えなくなるんですね。
さみしいなあ、寂しいですね、
本当に寂しい」
彼女が、10歳で入信しなければ。
親友が教団の子じゃなければ。
親が止めていたなら。
幾つもの「たられば」があるけれど
一番はそんな脳を作り上げた教団の
教えにある。
だからこそわたしは、この組織を
「妾の子」と侮蔑し、忌み嫌います、
明確に。
臼井靈氣は、開祖臼井甕男氏の死後
幾つかの新興宗教に分派しています。
その一つの組織がこの教団の源流。
半年くらい前、京都で初めてこの
教団の人間にとある場所で会いました。
三対一の対面、彼らは自慢げに目の前で
靈氣を「わたしたちの秘技、神がくれた
力」と誇示し。
それを使ったあるものを食せと目の前に
呈しました。
口にしないわたしに対し、なぜ召し上がら
ないの?と問われたので、答えました。
「これ、靈氣ですよね?わたし師範なんで
結構です」
すると、リーダーの女性が申されました。
「臼井靈氣は、神をお商売にしはった。
あなたも師範ならお商売にされている。
我々は違う、ただでしている。
貴方とは違う」
えみこのことをよく知る方なら、これを
聴いて、どうするかは察しがつくかと。
(わたしは、黙ってニコニコしている
ときが一番怖いときです)
あんたたちの教義が、人の人生を壊した。
「どうしたらまともになれるか、わからない。
先生の話がわかるようになりたい」
そう泣いていたあの生徒さんと、手を離す
しか道がなかった己の悔しさ。
あとどれだけ力をつけたら、この人にも
翼を授けてやれるんだろう。
そう強く思うから。
あの別れの日のお見送りは、きっと生涯
忘れやしないのです。
つまり、悔しかった、ってこと。
えみこは、無敗のえみこがお気に入り。
座右の銘は「できるまでやる」。
だからやりますよ、これに関しても。
知らぬが仏、とは、よく言うたもんで。
仏は知らなくても、閻魔ちゃんはまるっと
お見通し。
なぜなら、あたしが言いつけっからだよ。
えーんまちゃーん!
いーるー⁈
ちょーっと聴いてよ、もー!
覚えてらっしゃい!
(軽く500年くらい、な)
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