ささやかな日常が、一番の幸せ。
お目通し下さり光栄です、閻魔庁委託職員
平成小野篁 西陣の拝み屋です。
本日6/7はオンラインにてご予約承ります。
12日(土)、通常営業いたします、今週の
よろしくお願いいたします。
昨日の休業日は、1日剣心デーでした。
朝一番にるろうに剣心展の最終日に駆けつけ、
その勢いで午後から最終章beginningを観に。
先日観たfinalとともに映画10年の流れに
ピリオドを打ちました。
剣心が公開された2011年は東日本が起きた
年、わたしの人生が一番沈んでいたときに
この映画は始まりました。
あの震災で一番大切な家族を守れなかった
わたし。
未曾有の災害の夜に我が子二人だけを神奈川に
取り残す形となり、自らは千葉県市川市の
ネットカフェのビリヤード台で一夜を過ごす
しかなかったあの日。
その悔いを、行き場のない怒りを、最初に
すくいあげてくれたのが、この映画。
最後まで、わたしに答えをくれた映画でした。
幕末から150年、いまの時代はあの時代の
転生組が多くいると聞きます。
その意味がわかる気がしました、あんなに
世のために生きることを強いたならば。
そこを選ぶことでしか、欲しい未来が
手に入らないように思えたのならば。
人は命をかけて、それを掴みに行く。
でもそれは、神様からしてみたらきっと
教えているに過ぎない。
一番大切なものは、その目の前にある
ささやかな日常、それこそが幸せなのだ、と。
今日、あなたは誰と笑いますか？
誰に笑っていて欲しいですか？
誰の笑顔を、1番観ていたいですか？
本当の幸せは、きっとそこにしかないように
わたしは思います。
beginningの最後は、10年前の剣心一作目に
繋がっていました。
その見事な導線があまりに切なくて、涙が
静かに流れて落ちました。
150年、100年、80年。
我々のルーツは大義のため、世のために
生きてきた。
その偏りを是正するには、今世自らのために
生きる必要がある。
しかし、それは我が身のために生きよ、と
いうことではない。
他がためが、我が為、そんな生き方を模索
する作業。
そこを間違わないためには、笑っていて
欲しい誰かの存在が不可欠。
貴方の人生に、そんな存在はいますか？
いるなら、それは誰ですか？
「おかえりなさい」
この言葉を、いつまでも笑顔で言える
わたしでありたいです。
それがわたしの、幸せなのだから。
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