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そのレシピ、何度も味わいたいものですか?


 

レシピが違えば、当然仕上がりも違ってくるのです。

お目通し下さり光栄です、鎮靈師 平成小野篁 

西陣の拝み屋です。

本日7/19は、オンラインのみご予約承ります。

 

ご予約お問い合わせは、こちらから。

 

本日の更新は、すでにお昼……いつも通り

起きているのに(笑)。

その理由は、朝から夏ごはんの仕込みを

していたから。

赤紫蘇ジュース第二弾(今年初挑戦)、そして

間もなく三時間仕込みをしておいたジンジャー

シロップ第三弾が始まります。

新生姜は、今年初めてかな。

そして、その合間に昨日のご奉仕疲れか一時間

くらい死んだように寝ていました(笑)。

昨日のお休みは、本日命日の久坂玄瑞周年祭

である秋湖祭の御奉仕で午前中龍馬坂こと

葬送の道をお掃除させていただきました。

 

 

これがまた結構な階段(笑)、しかもそこそこ

暑い、とはいえ木陰でいい風が吹く中で過ごした

三時間は、結構素敵な時間でした。

 

霊明神社さんにご奉仕に上がるようになって一年、

一番最初は昨年夏の墓所清掃御奉仕から。

当初は修行だと思ってご奉仕に上がりたい旨を

神主さんにご相談させていただきました。

維新の英霊の他、軍人たちが眠っている墓所を

お掃除したら、故人の通訳をしている自分にとって

何か学ぶことや重要なことが見えてくるのではないか。

そんな思いから入らせていただいた墓所清掃、

そこに眠っている故人の方とお話するようにお掃除

させて頂く時間は、とても貴重なものでした。

死は忌み嫌われるものかもしれませんが、その

一方で死なない人はいないのです。

たまに不老不死に憧れている方に出会いますが

それって本当に幸せですか?と思ってしまう。

個人的には、終わりが来るから意味も価値もあると

思っています。

終る苦しみより終れない苦しみの方がずっと深いのに

なぜ人は終わる自由を手放そうとしてしまうのか。

わたしには理解ができないのです。

いつか終わらねばならないからこそ、大切にする。

本懐はそうなんじゃないのかなぁ、とね。

 

「続ける」と「またやりたい」は、違います。

区切りをつけないと、次につながらない。

例えば夏ごはん、はじめてやるとき、一番簡単な

レシピで作りました。

その結果、とても甘くて(むしろ甘すぎて)紫蘇感の

あまりない紫蘇ジュースができあがり、ものすごく

がっかりしたのを覚えています。

ジンジャーシロップも同じ、思っていたようなものは

みていたレシピではできませんでした。

そこで「なんだよ、もういいよ」と終わりにしてしまうのか

「次はもっとうまくやる」と考えるかどうかなんだと思うのです。

そして、その発想は人生における幸福思想とよく

似ていると恵美子は考えています。

 

何度も食べたいレシピ(何度も味わいたい幸福)は、

えみこが見てきた場所にはなかった。

いろいろな先生に師事してきたけれどお師範たちの

レシピはいつも、一番食べたいものではありませんでした。

それどころか、その料理を食べることを禁じられたりする。

そうじゃなくて、食べたいんです!食べてみなければ

判らないじゃないですか?

なんどそう言っても、まったく理解してもらえなかった。

ならいいよ、自分で作るから。

そうやって見つけ出したレシピがいまの理論なだけ、

料理をするためにミニキッチンに立っていて、ふと

そんなことを思ったのです。

この世にまだないレシピなら自分で作る、見たことも

ない料理を作るのが好き、は昔から。

あぁ、そうか、そういうことだね、そう思った。

どこにも売っていない服は、亡くなった盟友と二人で

作って形にしてきた。

でも、それは一人ではできないこと。

そうじゃなく、最初から最後まで自分一人でできる

ことってなんだろう、そう考えると結局それは料理

なんですよね。

 

「どう料理してやろうか」って言葉があるけれど、

結局わたしは、そうしたかっただけ。

人生も魂も、味わいのある美味しいものにしたかった。

そのためのレシピが知りたくて、いろいろ研究して

きただけだったんだな、と。

そしてわたしの中での「美味しい」とは、「また

味わいたい」ということ。

そのためには、一回一回区切りをつけなければ

意味が無くなってしまうんだな、と気づいたのです。

処方箋にこだわって仕事をしてきた神奈川時代、

でも本当に欲しかったのは処方箋ではなくレシピ。

誰でも使える汎用性のあるものだったんだな、と。

確かにクックパッドさんでもレシピによって全く

違った料理になっちゃいますものね。

簡単なだけでは意味がない、簡単で美味しくないと。

あなたの幸福レシピは、何度も味わいたいものですか?

わたしもいつかはいなくなる、そのあと自分が遺していく

大切な人たちに伝えたいと思うようなレシピを残す。

残りの人生は、そう在りたいと思っています。

 

結局ダイナー(食堂)なんだろうな、わたしがやりたいこと。

さて、あなたはえみこのレシピ、使ってみたいと思いますか?

 

 

 

 

 

 

 

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