冥王星が返しに来た刻（とき）

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しばらく神奈川営業はお休みを頂きます。

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①冥王星フレーム（4/30〜運行中）

②水星逆行フレーム（5/10〜6/3）

③木星牡羊座フレーム（5/11〜10月末）

そんな昨日、年明けからの課題を一つ

クリアしました。

それが写真にある義祖父の時計、夫が

独身時代暮らしていた部屋にあったもの。

2月頭に転居し、完全同居を始めた際に

修理しようと引き取りました。

当時止まっていたその時計は、義父母の

結婚祝いに義祖父が贈ったいわば形見の

ような思い出の品。

いまから60年くらい前の話で、一度修理を

部品がないとの理由で断られ、そのままに

なっていたものでした。

義父も他界したいま、この時計はなんだか

夫家の宝のような気がしたのです。

京都市内で職人さんを探したのが2月、

その後日常に埋もれ修理に出す機会を

逃したままになっていました。

昨日の朝、ふいに時計の話になり。

予定していた職人さんがいる店の

レビューを確認すると、なかなか

辛辣なことが書いてある笑。

こらあかんわ、という話になり、

新たに条件を変えて検索。

市内三条に大正5年創業の時計店が

あることがわかりました。

まずは問い合わせしようと、時計の

メーカーを確認。

その際裏側にシリアルナンバーが

入っていることに気付きます。

（シリアルナンバーがある？もしや

　当時の高級時計なのでは？）

予感は的中し、現在もオークション

などで流通するアンティーク時計に

なっていました。

店にメールし、まずは詳細確認。

最低予算でも数万との概算見積もりに

予算上限を決めて今度は電話します。

実際に来店してみると電話口に出て

下さった方は社長さまだったようで

白衣を着たスタッフの方が「社長」

と呼んでくださいました（滝汗）。

社長直々に、って言うお話になるの？

いや、アンティークって凄い世界だな。

そう思っているうちに、時計の状態

確認が始まりました。

いまはもうない、ねじまき式時計、

目の前でネジが巻かれていきます。

その音は、壊れた時計とは思えず。

社長さまは「この時計、しばらく

使われていませんでしたか？」と。

ネジを巻きすぎたからか、動かなく

なって、と答えると「んー、多分

いけますよ、これ」と意外なお返事。

そして、振り子を取り付けると言葉

通り時計はなんなく時を刻み出し

たのです！

いやもうびっくり！昔の時計は振り子

なしでは動かず、なおかつバランスが

少し歪んだだけでも止まってしまうの

だとか。

「下側に固定するねじ留めがあるので、

　よければそちらで固定してみてください」

昔の職人さんの仕事ぶり、そしていまに

引き継ぐ職人さんの技術に感動と感激を

覚えながら、深く頭を下げて帰宅しました。

帰宅して壁にかけ、言われた通りバランスを

取り上下を固定して振り子を動かすと、

時計は見事に時を刻み出しました。

ダイニングにかけられた時計の時を刻む

音や正時、半時を告げる鐘はまさに夫が

実家で暮らしながら聴いてきた音そのもの

だったようで、とても懐かしそうな目を

していました。

さらに。

その鐘の音は、わたしも聞き覚えがあり。

その時計の音は、長くわたしを苦しめた

以前の嫁ぎ先の居間の時計と同じ音笑。

その時計は電池式だったので、恐らく

後継機だったんでしょう。

いやー、そんなこともあんのかい⁈と

びっくりしました。

幾つもの思い出が重なる時計の音を

聴きながら、義祖父がわたしに刻を

返しにきてくれた気がしました。

それがちょっと嬉しかった、そして

なによりこの出来事はすでに6/5から

始まる第4の惑星フレーム。

土星逆行の始まりは、もう来て

いるんだ、と思うのです。

いやー、きっと明日から始まる

ドラマの数々。

みんな。

よく観てねー！