原点回帰が始まった模様です。

夏至が過ぎて、惑星直列がそろそろ終わりを

迎えます。

夏至点の課題を手にした方、見送った方いろいろ

だと思いますが、どうやら次の世界に向けて新しい

原点回帰が始まったもうようです。

「原点回帰」とは、まさにその世界の始まり。

この原点を書き換えていくことが自分の世界を変えて

いくことにつながるのです。

脳科学講座では、「世界は自分の手の内にしかない」

とお伝えします。

つまり、手の外へ出て行った瞬間に他者の世界の干渉を

受けなければならない。

それが自らの世界の果て、ということになる。

反対に世界の始まりは？という問いをわたしたちが

考える機会は、実はあまりありません。

だからこそ、見失いがちな世界の始まりである「原点」。

でも、終わりがある以上、当然その世界の始まりも

あるに決まっているのです。

 

先日の夏至の講座で、ライフシフトの構造について

お伝えしました。

そして、大切なこととして「シフトが終わったら、

元の世界へのゲートを閉じなければいけない」とも

お伝えしたのです。

このゲートを閉じない限り、世界が拡大するだけで

いつまでも原点がアップデートされない。

その結果「谷底の深い世界」ができあがってしまう。

地の底から這い上がってきた、という実感のある

方ほど、確実のこの扉を閉める作業をしてきていない。

新たな原点ができた方は、どうかライオンズゲートが

やってくるまでに、確実に過去の扉を閉めてくださいね。

 

過去の扉を閉める、その閉め方がわからない。

そんな声を時々いただきます。

扉が閉まると、戻れなくなります。

でも、そこを生きた記録は残る、なら扉を閉めた

後は、どうなると思いますか？

一番身近なところで考えると、学校の卒業です。

小中高、人によっては大学、大学院まで、いわゆる

学校というところは在籍期間が決まっていて、

その期間を過ぎたら自動的に出されます。

お金を払おうが何をしようが、残ることはできません。

つまりあの時間というのは「扉を閉める」ということを

模擬的に体験している時間なのです。

「出身校どこですか？」という質問は「あなたの

学びの原点はどこですか？」という質問と同義。

その結果「高卒だけど大学で講師してます」みたいな

ことが言われるわけで。

自分の知らない世界へ導き手として入っていく、そんな

希有な人もこの世にはいる。

昔ちょっと憧れて、ゼミだったけど実現させた世界。

（えみこは専門学校卒が最終学歴）

その原点がいま「IT出身なので、そういうロジックに

なるんですね」と言われたりもするわけで。

でも、その世界の扉は閉めたから、もう往来ができず、

時々、卒アルを眺めるようにあの時代のことを振り返る。

それが「扉を閉める」ということだと、えみこは思って

います。

二度とは戻れぬ、過去の世界。

 

あなたの過去に、そんな世界や場所はありますか？

湘南には半世紀近く住んだのですが、経済活動と

いう部分でいうなら、この仕事以外で戻りたい扉は

かつて働いた学習塾くらいかもしれません。

あと、辻堂秘密基地には、もう一度戻ってみたいかな。

まぁ、その先の世界にいた人たちは、もう皆さん

そこにはいないから、戻ることもないと思うけど笑。

（辻堂秘密基地なんて、もはや建屋もなけりゃ相方も

　いませんしね）

 

えみこの次の世界の原点はどうやら、昨日お仕事

していた町家講義室らしいです。

長年憧れた「HOLIC」の世界、昨日このお部屋で

お仕事になったのもきっと偶然じゃないんだろうな、と。

そして「で、次はどこへ行くの？」と問われても

いるような。

うん、この世界はいまでも憧れだし好きだけれど

きっと、たまにでいいのだと思う。

じゃあ、常はどこなんだろう。

きっと、それが新しい世界での冒険の理由。

新たな「HOME」を探す旅に、皆さんもきっと

もう出発しているのではないかと思うのです。

 

これから来る、いくつかの分岐点。

大切に丁寧に活かし、来年の夏至に備えて

いきましょうね。