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拝み倒してまでも叶えたい願いはありますか?

 

拝み倒すから、拝み屋なのです。

お目通し下さり光栄です、やんごとなき霊媒師・西陣の拝み屋です。

本日1/2まで年末年始休業を頂きます。

明日1/3より変速にて営業を開始致します、ご予約絶賛受付中。

1/4(水)、6(金)は対面デー、お得に対面鑑定をご利用頂けます。

対面デー以外のご希望は別途承ります。

年始休業期間は公式LINEまたはメールでのご予約

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↓↓ 1/2(月)の更新記事はこちら ↓↓

 

昨日は初夢を見る夜でしたね、皆様はどのような

夢をご覧になりましたか?えみこはお仕事がらみの

夢を見ていたのですが、起きたら忘れてしまいました笑。

ま、夢で見ちゃった段階で潜在意識は認識しちゃったから

絶妙なタイミングでDLされて具現化するらしいですが。

潜在意識め、マウント取ったと思っているのだろう、

・・・・・・いまにみてらっしゃい(きぃ)。

この年末から年明けはキャンセル等の御連絡がバタバタ

入る慌ただしい時間でした。

そして並行して「願いを叶えるために必要なこと」を

問われる時間が巡ってきました。

えみこはどうして「拝み屋」を名乗っているのか、ここで

もう一度語ってみようと思い、本日はそのお話です。

 

願いとは、対価を支払い叶えるもの。西陣の拝み屋と一度でも

縁を得た方なら、そのことをよくご存じだと思っています。

だから、キャンセルの御連絡や、「また絶対行きます」と

いいながら、ある日突然LINEを削除された方などに出会う度

(中には延長料金踏み倒してそうされた方もいます笑)

こう思うのです。「あぁ、叶える必要がない願いなのだな」と。

この世は幾つもの並行世界が動いている場所であり、その並行

世界は時空を越えて繋がっていたりします。パラレルワールドは

実際に存在するけれど、その時間軸はミルフィーユ状になっていて

水平方向へ動くこともできる。だからこそ惑星運行を利用して

その並行世界での忘れ物や過ちを修正することが叶うのだから。

引っ張り合う二つの世界で、同じ願いが願われたとき、天は

どんな判断をすると思いますか?そんなことを考えたことは

ありますか?

 

宇多田ヒカルさんの「誰かの願いが叶うとき」の歌詞にその

答えがありました。当時夫であった桐谷さんはこの歌詞をみて

「あぁ、本当に大切なことは判ってくれているのね」と思われた

と言う記事を読んだことがありますが。そう、同時に届いた願いの

片方は叶うことがないのです。そして、その結果片方の世界線が

消されることになってしまう。これをえみこ的には「持って行かれた」

と表現しています。別にあなたの人生に何かをしたわけじゃない、

ただ、あなたの願う強さがもうひとりの願う強さに負けただけ。

この話をすると「違う!強く願った」と言う方がいます。

でもね、本当に強く願いましたか?他者を蹴落とし、なんなら

すべてを奪ってでも叶えたい、そんな風に悪人になる覚悟を持って

強く願ったことがありますか?きっと世界線を消されてしまうような

方は、心根が優しく、清らかで穢れを嫌っているから、そんなことは

なさらない。その一方でどんな願いも叶え続けていく方というのは

これらをなんなくできる方。つまり、願いとは叶えて終わりでは

ないのです。

 

願って願って、世のすべてを無視して自分のために願って叶えた

願いには、ある種の呪いが掛かっている。そのときの想いのすべてが

対価なのだから。ためらいもなく自分のことだけを考えて願い叶えた

その願い。叶えてくれたのはいったい誰なのでしょうね?

えみこのところで学び出すと、まず一番にこれを言われます。

「誰でもいいから助けて、とか、誰でもいいから叶えて下さい。

 そんな願い方はしないこと。誰と何を約束したか、願いを

 するならば、まずはそれをしっかりと決めて願いなさい」

願う、ということは、オーダーをあげる、ということです。

その願いを誰にどう依頼したのか、そんなことさえ判らずに

「天が叶えてくれなかった」と文句を言うのは、初めての

店に入って「どうしてあのドレスできていないの?」と

難癖をつけるに等しい。それって、神様界のクレーマーじゃん。

そんなことを一度でもしたら、きっとまともな神様からは

敬遠されてしまうことでしょう。なんて、残念な方。

願いはオーダーで、約束は契約です。そして大概天への

オーダーには契約と言う名の約束がついて回ります。

「○○を頑張ります」「○○します」というその約束は

契約で言うなら重要説明事項、契約に不履行があれば

当然願いは叶わない。そんなことだと思うのです。

 

それでも、どうしても叶えたい願いがある。そんな願いを

人間人生で一度は持つことでしょう。「これが叶わないなら

死んだ方がいい」そんな強い願いを持てた人は幸せです。

昨日観に行った「かがみの孤城」は7人の中学生がそれぞれの

願いを叶えるための物語でした。劇中に主人公こころが、他の

子と話す中で自分の願いの小ささに気がつく瞬間がありました。

そう、願いというのは視点が変わると大きさも願い方も変わるもの。

そして、その瞬間目の前に広がる世界線のすべてが新しく入れ替わる、

そんな不思議な存在なのです。これはこの先ムーンショット時代が

やってきても、AIが入ってきても変わることはない。世界線を出現

させるということは、人間だけができる究極のゼロから1を産む行為。

そして、その世界線の一番高い場所へその人を押し上げるために

えみこに何ができるか。それを思ったとき、他の人より一歩神様に

近いこの場所から拝み倒して差し上げることだったのです。

そうして、わたしは拝み屋になった。現世と常世との狭間にまたがる

間(あわい)を生きる霊媒として、時の魔女として、そして冥界の

門番として、拝み倒して生きていくことを望み願った。

そのためには、あの震災後から長く望んでいた「普通の女になりたい」

という願いを手放すことから始めなければならなかった。

 

普通に生きること、それはなんらかのスペックを持ったものすべての

願いだと思います。発達障害、HSP、他にもいろいろ「個性的な脳」

を持ってしまったが故に社会で居場所を見つけにくくなってしまった

人たちはみな、「普通でいいんです」と一度は思うことでしょう。

えみこも同様に、一度でいいから普通に平穏に生きてみたい、そう

願ったことがありました。何よりもう二度と大切に思う人から

「こうなったのは、お前が普通じゃないからだ」なんて聞きたくなかった。

こんな力があるから、こんな力さえなかったら。そうしたら、

 

わたしにも、平凡で普通の人生が待っていたのに。

 

力を返納した、2011年、えみこはそう強く願って生きていました。

そしてそれから二年半を経て、力を手放したことを強く後悔する

経験をします。大切な人が家族を亡くしたとき、力を返納した自分には

なにもできなかった。あの悔しさを思うとき、2011年の自分はなんて

バカだったんだろうと思うのです。助ける必要もない人を助けに行き

その人に傷つけられて、大切なものを自ら手放してしまった。

それでもその人はいまもきっと、善人面してあの町で生きている。

きっとわたしの知らないところでこう言っていることでしょう。

「彼女の幸せを今でも願っているよ」

 

頼むから、即辞めてくれ!それ、迷惑ですから!

 

そんな経験している人は、他にも沢山居るんだろうなぁ。

 

震災から今年の3月で12年が経過します。えみこの平成という時間を

平成じまいのために振り返って、最初に思っていたことがありました。

でも、年が明けてみたら思ったのです。平成という時間はえみこが

妖として間(はざま)を生きる権利を得るための時間だったんだ、と。

「えみこ」という名は、生後すぐに親に取り上げられた名前、そのために

千と千尋のように本来居るべき世界を生きられなくなってしまった。

そのことに気がついたのは、あの震災の半年くらい前でした。

無意識に仕事で使っていたこの名前、そのことにも意味があったと

知らされたとき、神様はまだわたしを見捨てていないと思った。

拾って貰った人生の使い方を考える12年だったとも言えるかも知れない。

そしてわたしは京都を目指し。今の氏神様のおいなりさんと出会います。

そのお稲荷さんにこんなお願いをしたのがいまから6年前。

「この街でわたしが暮らせるお家を下さい。そのお礼に毎日

 神様にお参りをさせて頂きます」

日供祭(にっくさい)というお参りがあります。神社にお願いして

一年分のお納めをして365日お参りして頂くものです。この6年

毎年更新し続けているこの日供祭。でも、最初に住んだ晴明町の家は

この日供祭をお願いした数ヶ月後に見つかりました。

以来住み続けている家はすべてこの神社の氏子圏内、それは偶然という

一言では片付けられないことだと思うのです。

 

京都に移住できずに死んだら、死んでも死にきれない。

あのころのわたしはそう思っていました。藁にも縋る思いで縋った

そのお稲荷さんは創建も判らないような古い自主の神様。

その驚異的な力にいまも驚かされ続けているとともに、あのときの

自分の神に拝み倒してでも京都に住むという意志の強さにも驚くときが

あるのです。その原動力を思うとき、納得いくだけの種明かしがいまは

終わっている。だからこそ、なお思うのだけれど、ね。

 

やんごとなき霊媒師、の「やんごとなき」は大和言葉の「捨てておけない」

から取ったもの。京都に出てきたときは「会いに行ける霊媒師」と呼ばれて

いました。丸六年その名前でお仕事をしてきたけれど、気軽に会いに来れるが

故に、会う必要もない方に会えてしまったかもしれない、と思うこともあり。

「やんごとなき」と名乗るようになったなら、少しは流れも変わるかも。

そんなことを思うのです。最も最近はやんごとなき=高貴と解釈される

ようですが。高貴・・・・・・ねぇ笑。

 

昨日の記事で20年弱をかけ、時の魔女になった話をしましたが。

もう一つ40年の時間を掛けて叶った願いがあることに昨日気づきまして。

それがこの「狙われた学園」、この映画の中に出てくるお着物のシーン。

あんなシーンに憧れていた中学生時代、いまそれが叶っている現実に

気づくと、ちょっと不思議な気がするのです。

公開されたのは1984年、あぁ、この逆行まるまる戻ったのか、わたし笑。

この映画の主人公ゆかは、妖ではないけれど。でも人間離れした心を

持っていたように思う。このサイズの心を手に入れるには、まだまだえみこは

至らないなぁ・・・・・・。

 

本当に必要な人のためだけに拝み倒せる人になれるその日まで。

拝み倒して、生きていこうと思います、ずっと。

 

 

 

 

 

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