拝み屋物語 · 11日 7月 2023

鬼と僧侶と運命の輪

三蔵法師は、何度も通らないのに。

本日もお目通し下さり誠に有り難うございます。えみちゃん先生こと京（みやこ）のロックな霊媒師えみこです。本日7/11（火）はオンライン/お稽古ご予約承ります。夜20時半～7月のムーンショット対策講座、　noteにて配信視聴付テキスト販売中。明日7/12（水）のご予約はお問い合わせ下さい。夜21時～デトックス30、30分の瞑想によるセルフデトックス習慣化クラスを開講します。皆様のご参加お待ちしております。

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7/11（火）ムーンショット対策7月受講生募集中

noteにて配信視聴付テキスト販売開始致しました。

7/16（日）閻魔庁ラジオ有料配信ご予約受付中

7月～月2回奈良対面出張営業始まります

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週間スケジュールは2週間ずつ公開中。
7/10～16のスケジュールはこちら
7/17～23のスケジュールはこちら
7月のマンスリースケジュールはこちら
お問い合わせはこちらから 。
お得に対面鑑定が利用できる7、8月の対面デー受付日はこちら。　

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★リーズナブルなグループ開講のクラス一覧★
★7月から新月の願いオンラインにて再開します★
★隔週水曜開催/21時～デトックス30　

オンライン開催前後半の二部編成で行います。各回参加者5名まで　開催日直前にはnoteでもチケット販売致します。個人版のデトックス30もご依頼承ります。
★週1回開催靈媒と秘密のお茶会　

オンライン開催60分カスタマイズした不思議世界の体験会。各回参加者3名まで
★対面デー開催/靈媒と不思議なお茶会　

対面開催グループ90分/個人60分不思議世界の体験会。グループはainiのみでの募集に変更となります。個人募集はaini、直接予約両方募集致します（ご希望日開催希望の方は参加リクエストの形でご相談下さい）。

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○7/11（火）の更新記事はこちら○

7月も1/3が終わりました、そしてまもなくライオンズゲートが開き出します。今後のタイムラインは以下の通り。

7/18（火）3：33　蟹座新月

7/23（日)金星獅子座逆行開始

7/26（水）ライオンズゲートオープン開始

8/2（水）水瓶座満月

8/8（火）ライオンズゲート全開大

8/12（土）ライオンズゲートクローズ

8/16（水）五山送り火/18：37獅子座新月

このそうそうたるラインナップ、いやー、準備しないでここを通過しないでね感しかございません。本日夜のムーンショット対策講座では、ライオンズゲートに特化したプログラムを扱っていきます。今月の講座は授業内容よりもワークシートに意味があるので、従来とは違った形でワークシートの解説にちょっと時間を割こうと思っています。ご希望の方はぜひご参加下さい。そして、このライオンズゲートに向かって知らされた靈氣にまつわるお話。そのお話について本日は書いてみようと思います。

○靈氣伝承「生きたまま生まれ変わる」の本当の意味○

伝統式靈氣には「生きたまま生まれ変わる」という奥義があります。この意図を、どのくらいの人が正確に理解して靈氣を実践しているでしょうか。ちなみに「レイキ」でも「霊気」でもこれはできません。以前えみこが学んでいたところでは「霊気」と「レイキ」のハイブリッドに古式靈氣をブレンドしていました。その教えを元に破門後独自検証、研究を繰り返し、編み出したのが「龍神靈氣」。臼井靈氣のエッセンスを継承した技法だと自負してこの伝承を行っています。中でもえみこが一番こだわってきたのが俗に「家系浄化」と呼ばれる「生きたまま魂を洗える」とされる奥義。これ即ち生きたまま生まれ変わること、という教えの元にその実践検証を行ってきました。しかし、どうにも解せないことが起こる。その理由をこの7月、夏至が明けたら教えて貰える機会を得たのです。えみこのプロデビューから19年目を迎えた夏、それは20年目の扉を開けるための鍵のような気がしました。

この世には「鬼」と「悪魔」と呼ばれる人びとがいます。鬼は妖の類い、悪魔はそのまま悪魔。そして日本には悪魔という概念が存在しません。ここでいう悪魔とは性の音から人ではないものを指すからです。日本が西洋化していく中で、転生の歴史の中で鬼を超える悪魔という存在が日本にも確実に入り込んできた。それはこの仕事をしていたら否応なしに認めざるを得ない現実。

臼井靈氣の示す「生きたまま生まれ変わる」というのは、この悪魔が悪魔を産み育てるという輪廻から抜け出すことを意味していると思うのです。これらの見解は650年前からすでにこの国に存在しており、その抜け出す手立てを持っているのが僧侶（魔を祓い封じるもの）という認識だったことが民俗学や伝統芸能の世界を学ぶと見えてきます。ここで示されていることは皆様よくご存じの西遊記の世界そのもの。火火山の岩に閉じ込められた孫悟空を助け出したのが三蔵法師であるように、僧侶の力を借りて彼らはようやく輪廻から抜け出せる。しかしそれができるのは、強い意志の元、妖や鬼を辞めると決めたものだけに許された権利なのです。

○安達原伝説が教えてくれたこと○

「黒塚」といわれる物語があります。東北に伝わるお話で、能では「安達原」といわれる演目になっています。そこに出てくる一人の鬼女、その鬼女は元は人間でした。いつしか狂ってって鬼になり、すでに人であったことは忘れている。しかし、人の心がわずかに残っているが故、いつかは人に戻りたいと願っている。その鬼女の元をある日旅の僧侶が訪ね、一夜の宿を求めてきます。鬼女は最初は断りますが、あまりに頼まれ宿を貸す。その背景には「この僧との縁で自分は人に戻れるのではないか」という一縷の望みがあったから。それでも鬼として長く人を喰らってきた鬼女は、やっぱり言ってしまうのです。

「あの部屋は観るではない」

と。

結局旅の一行のお付きのものは耐えられず禁を犯して部屋を観て、そこに山と積まれた白骨を見つけてしまいます。鬼女は正体を知られたことで鬼と化し、僧侶たちに襲いかかります。そうすることでもう2度と人には戻れなくなると知りながら、それでも鬼である自分に身を委ねてしまう。やがて思い出すのです、何がきっかけで自分が鬼になったか、を。

鬼の始まりは、善意からでした。自分が仕えていた城の姫が病にかかり、とある易者のこんな言葉を信じます。

「妊婦の肝の生き血を飲ませることでしか、この姫はもう回復しないよ」

城を離れて旅をし、ようやく見つけた妊婦を誑かして殺します。肝を取ったその瞬間、その妊婦が持っていたお守りからそれが昔に別れた我が子だったと知ることになる。知らぬこととは言え、我が子を手にかけてしまった、妊婦だったが故に孫までもあやめてしまった。その現実は母としての女を狂わせ、一瞬で鬼へと変えていきました。抜け出せない鬼の輪廻の世界の中で、いつしか自分がどうしてそうなったかを忘れてしまった哀れな女。抜け出したいと強く願っていたはずなのに、結局救いの糸口さえも自ら壊してしまった女。あまりに哀れな人が鬼と化したなれの果て。

臼井靈氣の開祖である臼井甕男氏は鞍馬寺で修行していた僧侶でした。自分が鬼を輪廻から脱却させる力を持っていることを知っていたのでしょう。そして、できることなら鬼になる前に脱却させたいと思い願ったのかも知れない。「レイキ（霊気）は簡単お手軽」などと言われていますが、それはきっと林忠次郎氏が伝承していった林式霊気では無いかと思っています。鬼を輪廻から脱却させる、そんな力はある種の法力。それが簡単お手軽なわけはないから。簡単お手軽では無いけれど、その法力は使えるようになる。そうやってわたし含めた何人もの人が人生を変えていく様をみてきました。同時に何人もの人が輪廻の中へ戻ってしまう様子も。そのことがとても悲しかったのだけれど、でも、それもまたひとつの自由なのだと思えるようにようやくなった。

鬼を辞める、それは簡単なことじゃありません。鬼の中の鬼になる、と言い切った生徒さんもかつていましたが、きっとそういうことでもないのです。鬼の中の鬼になればある種の輪廻は終わるかもしれない、でも鬼の中の鬼（獄卒）は必ず誰かに仕えている。自分のことを「逃がし屋」とえみこが思い続けてきたのは、なにも間違いじゃ無かったんだな、そう思った日。逃がし屋は逃がすことしか出来ない、その先は本人次第。そのことが悲しくもあったけれど、でも、臼井靈氣ならばそれでいい。輪廻を終わらせること以上の法力は、靈氣にはない。後は靈氣を手にした本人が靈氣と共に決めてやっていくことなのだから。

20年目を迎えるまで、残り1年。えみこは輪廻の輪から脱却させる法力を極めていけばいいだけのこと。そのためにはまず、自分が居たくない場所からは脱却しなければ、ね。後もう少し、頑張ります。

本日の課題：

・あなたの行きたい場所はどこですか？

・そこに行くために、離れなければ行けない場所はどこですか？

・そのために、あなたはどんな輪廻の輪（繰り返してしまうループ）から抜け出す必要がありますか？

靈氣サロン開業20年目に向けて対面、遠隔セッションを再開致します｜【京都　西陣の拝み屋】京都のロックな霊媒師　惠御子西陣の拝み屋は2024年靈氣サロンとして開業20年目を迎えます。 2004年湘南で靈氣サロンをオープンしてから辻堂、鎌倉、北鎌倉、東京駒場と関東で数拠点にてセッションを提供してきました。またイベントや出張での開催は東京、埼玉、新潟、福島、宮城、大阪と全国で展開。癒しフェアには2014～16まで三年連続で出演、その他雑誌「InRed」のイベントなど…