拝み屋物語 · 16日 10月 2023

天秤座新月にえんま様から言われたこと

あやかれよ　長刀鉾の　くじ取らず
本日もお目通し下さり誠に有り難うございます。京（みやこ）の呪術師・西陣の拝み屋惠御子（えみこ）です。本日10/16（月）はオンラインにてご予約承ります。14：00～17：00は天秤座新月特別鑑定会も開催、21：00～30分間新月瞑想も行います。どちらも天秤座がお誕生月の方、パートナーやビジネスでお悩みの方は好機でお薦めです、ぜひご参加下さい。明日10/17（火）は大阪JR高槻での出張鑑定会を開催します、オンラインも承ります。残席わずかとなっておりまして、11：00～12：30が空いております。ご希望の方はこちらから。対面希望の方は本日16日中にご予約下さい。
予約は申請承認制です、ご予約時間までに予約承認と事前決済をお済ませの方のみご予約確定となりますのでお気をつけ下さい。お急ぎの場合や当日直前のご予約は直接お電話にてお問い合わせ下さい、よろしくお願い致します。ご予約はフォームより承ります。フォーム予約がよく判らない場合は公式LINE、またはお問い合わせフォームをご利用ください。

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天秤座新月の願い事ゾーンはまだ継続中です、そんな中本日はえんまの日。午前の回の法要会に参加してきました。法要会では「十三仏和讃」というお経を唱えるお勤めと庵主様のお話、そして水塔婆供養が一通りの流れです。この庵主様のお話が毎回えんま様が庵主様の口を借りてお話になっているようで、まぁピンポイントで怖いのですが。本日のお話は2つ、そのうち1つは主従のお話。

仏教には六界といわれるものがあります。下から以下のようになっていて

天界
人間界
阿修羅界
畜生界
餓鬼界
地獄界

ところが近年は次のような序列で、葬儀がなされることが多いそうで。

天界
畜生界
阿修羅界
餓鬼界
人間界
地獄界

いやーーーー、聴いていて目がまん丸になりました。ペットちゃんが家族と言われて久しく、葬儀を出したり墓所を構える方も増えてきていますが、その葬儀が人の葬儀は粗末にしてもペットの葬儀は……的になることは、いかがなものか、というお話でした。そして、この主従逆転の図で言う地獄界と人間界が隣り合わせという図式は、ちょっと聴いていて否定できない世相になっていることが余計薄ら寒かったのです。
「仏様というものは順番にはこだわりません、すべて横並び。されど、主従というものは確実に存在している。それを間違えることはしてはならないことなのです」
庵主様の言葉は、わたしの中にとても響くものでした。

○主従逆転からは、何も生まれない○

二つ目のお話は、冒頭に書いたこの句について。
「あやかれよ　長刀鉾の　くじ取らず」
これは京都に伝わる有名な句だそうです。この意味は「祇園祭の長刀鉾は毎年走行順のくじを取らずとも常に先頭。そんな長刀鉾に肖って、くじなど取らずとも、人と競わずとも『こちらでお願いします』と言われる人になりなさいよ」ということ。それはまさに主従の中でもっとも望ましい形でしょう、というお話だったのです。

自分という存在は主なのか、従なのか、その立ち位置を読めない（受け取れない、受け入れられない）人はもっとも不幸な人だと個人的には思っています。その位置にはその位置らしい立ち居振る舞いが求められる。主には主の、従には従の立ち居振る舞いがあって、それができなければいろいろなところで軋轢が生まれる。主の位置にいる人でも従になる場合もあるし、反対に従の位置にいる人が主にならないとも限らない。ただ、どこにいっても主になろうとする、もしくは従でいようとするといろいろな弊害が起こってくる。それを知り尽くした存在が、あの祇園祭の長刀鉾。長刀鉾なしに祇園祭は成立しません、結界を切り落とすのが長刀鉾のお稚児さんのお役だし、それに残る鉾が追従するわけだから。「誰が切り落とすもんか」という長刀鉾もあり得なければ「俺が一番最初に結界を出るんだ！」というその他の鉾もあり得ない。京都の街では、そうやって神事から様々なことを伝え学んでいくのです。

○あなたという存在は、主ですか？従ですか？○

今回の天秤座の新月は自分の居場所、存在について新たな局面が示されるとされる月。さて、この新月であなたが示された「新しい存在の形」は、主でしたか？従でしたか？えみこはこの新月を前に子授けのスタイルが変わることを示唆されました。その方法で一人目が現在ご懐妊中、続く方がでるかどうか、というのがこの10月。もっともいままでの方法だって、ご懐妊された方とそうでない方が居たわけで、えみこの方法論の根底にはやはりその方たちのルーツの影響があることは否めない、と子授け開始から8年近く経って思うのです。

願いが形になる方と、ならない方の違いを考えたりするのだけれど、結局主従に行き着くんですよね。京都でも現在とある生徒さんが2019年に靈氣介して始めた願掛けが実を結び続けていて、その方を見ていると思うことがあるのです。実は彼女は願掛けを始めた当初は、ことごとく願いがひねり潰される形になっていた時期がありました。本人も哀しかったと思うけれど、側で見ていたえみこは正直腸煮えくり返るほど悔しかったのです。どうして、こんな風になるの？どうして邪なものに靈氣が勝てないの？ねぇ、なんでだよ?!　何度そんな風に切れかかったか判らない。同じ時期に「こんなものに意味なんてない、こんな恐ろしいものもうやらない」と言ってのけて離れていった別の生徒さんも実際にいたのです。

しかし、その生徒さんは継続してくれました。手を変え品を変え、願いを叶えることを決して諦めなかった。それが実を結び始めたのは今年に入ってから。その様子を見て「よくついてきてくれたよ」といつもありがたく思っていましたが、これって今日聴いた庵主様のお話に繋がるのだろうな、と思うのです。納得できないことが多分山ほどあったと思う、それでも生徒さんはついてきてくれた。責めるでもなく、蔑むでもなく、淡々と「次はどうしたらいいですか？」と聞き、それを実践し続けてくれた。だからこそ、その生徒さんの願いが形になるために自分に出来る最善をフロントマンとして探し続けてきた気がする。結局主従とは、そういう働きをするものではないか、そんな風に思うのです。

自分がどんな存在でありたいと、どれほど願おうと、人の存在とは必ず他者の承認（認識）によって成り立ちます。「そうだと思っていたのに」「なんで認めないんだよ」そんなことを言っている間はきっと、その存在から一番遠い場所に居るのだと思う。えみこは主として振る舞うことが多いですが、時に従にも十分なるわけで。そのどちらもをやって初めて学びが成立するのではないか、そんな風に思っているのです。
さて、あなたの次の場所は、主ですか？従ですか？えみこ？えみこは長刀鉾と同じ椅子に座りたいと思っています。

本日の課題
・あなたの次の世界は、どんな存在でいるべき場所だか判りますか？

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