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メニュー改編/料金改定のお知らせ

いつも西陣の拝み屋にご縁を下さり、ありがとうございます。お陰様で西陣の拝み屋は今年開業20周年を迎えることができました。これも長らくご縁を下さる皆様のおかげです、厚く御礼申上げます。次の10年、30周年に向けてこの度新たなチャレンジを行うことと致しました。

西陣の拝み屋が開業以来貫いてきたことがあります、それが

「人が最悪の状態になるのを止める」。

西陣の拝み屋惠御子もただの一個人であり、一人の人間に過ぎません。それ故誰かを救うこともましてや幸せにすることもできない。それでも入門開業以来20年ずっと心の奥底にこんな想いがありました。

 

「誰かを救いたい」

 

開業後8年は大手組織の公認講師として師匠がいる状態でしたから、それはそれは多くのお叱りを浴びて参りました。その後師事した占星学、そのほかの先生方にもときに「そんなおこがましいことを」とお叱りを受けることが常でした。そうするうちに、その「誰かを救いたい」という想いは、心の奥底に押し込められ、見えなくなってしまっていたのです。

 

2018年、縁あって京都に3年の悲願を果たす形で移住しました。そこでとある医療業界の方とご縁を得ました。彼女は看護師さんでした。なかよくなり、ふとしたときにこの叱られつつけた救いたいという想いの話をしたとき、彼女はこう言ってくれたのです。

 

「おこがましかろうが、なんだろうが、救いたいと思わなければ人なんて救えるはずもない」

 

本当に本当に衝撃が走った瞬間。

以来、自分の中に「救いたいと思っていいんだ」という拠り所が生まれました。やらない善よりやる偽善、救いたいと思ってさえいないものが誰かを救う日は永遠に来ない。そんなこと誰より判っていたはずなのに。あの日の衝撃と、彼女の言葉はいまでもわたしの大切なお守りになっているのです。

 

20年、現場を見てきました。そして、本当に多くの人が最悪を回避するためには、それを食い止めることができる人材を育成しなければならない、と強く感じたのです。経営の父と呼ばれている松下幸之助さんが昭和55年ごろ松下政経塾を作られたとき、同じようなことを考えられていたことを最近知りました。昭和55年からの課題がいまもまだ持ち越されているのだとしたら。それはいまを生きるわたしたちの責任でなんとかしなければならない。そのための大きな一歩を勇気を持って踏み出そうと思っています。

 

10月中旬を目処に新しくコンサル系のメニューをスタートさせます。当面1ヶ月最大8名まで受付する予定です。その他通常のメニューは講座とお稽古を主軸にその他のメニューを大幅に受付終了とさせて頂きます。また講座とお稽古の料金も一部改訂させて頂きます。今後随時ご案内させて頂きますので、現行での料金、プラン内容をご希望の方はお手数ですが9/30までにご予約をお済ませ下さい。

 

今後も、皆様の人生を「最悪のない人生」へとアップデートするお手伝いをさせて頂きます。今後とも西陣の拝み屋をどうぞよろしくお願いいたします。

 

西陣の拝み屋開業20周年に寄せて 

2024.9.18 西陣の拝み屋 惠御子